韓国江原道の南部地域がケーブルカーを活用して観光客の誘致を進めている。特に旌善郡では、江原ランドや加里王山のケーブルカーを利用する観光客が急増し、今年だけで30万人以上が訪れた。さらに、原州市では、年内にケーブルカーを新設し、観光地への訪問者数をさらに増やす予定だ。
旌善郡の加里王山ケーブルカーは、2023年1月から2024年9月22日までに32万2377人が利用した。これは、同郡の人口3万3717人の約9.5倍に相当する。この急増の背景には、積極的な宣伝活動があり、今年1~9月の利用者数は14万5152人と、前年同期の11万4512人を大きく上回った。
加里王山ケーブルカーは、2018年の平昌冬季五輪で使用されたゴンドラを再利用し、20分で標高1381mの加里王山頂上に到達できる。旌善郡はこのケーブルカーを活用し、さまざまなイベントや人気番組の撮影地としても提供し、観光客の関心を集めてきた。
また、江原ランドが運営するハイワンリゾートの「ウンタンゴドケーブルカー」も人気で、今年1~9月中旬までに20万2000人以上が利用し、前年よりも15.4%増加した。
その他にも、平昌のバルワンサンケーブルカーや、太白市の「365セーフタウン」でもケーブルカーを通じて観光客を集めており、江原道南部はケーブルカーを中心とした観光産業の成長が続いている。
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