世界最大のオンライン旅行企業であるエクスペディアグループが今月初め、エクスペディアアプリにチャットGPTで駆動する「旅行計画チャットボット」をテストバージョンとして公開した。
このチャットボットは▽行く価値のあるところ▽泊まるところ▽移動方法――などを推薦してくれる。対話で推薦したホテルはアプリ内の「旅行」タブに自動保存し、ユーザーは日付選択、利用可能可否を確認できる。
ただ、テストサービスであるため、まずIOSアプリで利用でき、英語でしかコミュニケーションできない。
大手旅行企業のブッキングホールディングスやトリップドットコムグループもGPT方式を活用したチャットボットを導入しており、韓国の旅行業界でも導入した事例がある。
マイリアルトリップは韓国業界で初めてチャットGPTを連動させた「AI旅行プランナー」をアプリに構築した。旅行日程のプランニングを手助けし、おいしいお店や名所、天気など、さまざまなテーマについて会話できる。
例えば「大阪旅行3泊4日の日程をおすすめして」と入力すれば、午前・午後・夕方の日程や動線に合わせた旅行計画を提示する。最安値航空券の購入方法、隠れた名所、人気旅行商品といった情報も、対話型なので簡単に質問し、回答を受けることができる。
ただ、他の業者は様子見の姿勢で導入の本格化には時間がかかりそうだ。モドゥツアーの関係者は「持続性についてはよくわからない。関心を持って状況を見守っている」と慎重な意見だった。
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