グローバル100大ユニコーンが韓国に進出する際、うち55社は国内の規制が厳しいため、まともに事業を推進できていないことが「2022スタートアップコリア」報告書によって判明した。グローバルユニコーンは2017年の段階で「56社」とされたが、それから5年が過ぎた現状でも大きな変化がないということだ。
報告書を発表したサムジョンKMPG(SAMJONG KMPG)のパク・キョンス常務は「政府がさまざまな規制革新政策を推進したにもかかわらず、5年が過ぎた今、国内市場はグローバル主要企業が完全なビジネスを進めるのが難しい市場だ」と分析している。
2017年にスタートしたムン・ジェイン(文在寅)政権は「新産業・新技術分野規制廃止」という推進戦略を定めて▽立法方式柔軟化▽政府立証責任制▽一歩モデル(新産業領域で、新旧の産業間の確執を利害関係者により解決する社会的妥協メカニズム)▽規制サンドボックス――など新たな規制革新制度を推進した。
パク常務は「新規事業の市場参入成果も不十分だ。2017年に俎上に乗った革新ビジネスが現在、実質的な市場参入につながったという成果は見当たらない」と指摘。「革新ビジネスの国内導入のための試みが続いてきたにもかかわらず、適切な推進エネルギーを確保できなかった。規制革新制度に関する議論だけが繰り返された」と分析している。
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