車を避けようとして転んだお年寄りを助けず走り去ったら「ひき逃げ」になるのか――。韓国のユーチューブチャンネル「ハン・ムンチョルTV」で3日、この話題が取り上げられた。
映像には道路の真ん中を歩いていた高齢者が後ろから来る車をよけようとして倒れる姿が映っていた。運転手はそれを見ても車を降りることなく車を走らせた。
情報提供者は「録音はないが、運転者がクラクションを鳴らした。それでも運転者は過失がないと主張している」と説明した。
これに対し、番組に出演した弁護士は「難しい問題だ。クラクションがどれほど大きかったかがポイントだろう。軽く鳴らしただけなら因果関係が認められにくい」と述べた。
常識に反する大きな音だったのなら自動車が責任を負わなければならない。そのまま行ったことは道徳的に非難できるが、ひき逃げではない――という見方を示した。
情報提供者が「もしひき逃げでなければ運転手は何の過ちもないのか。事故後の措置としても適用されないのか」と尋ねると、弁護士は「そうなる。クラクションが原因ではなく、足がねじれて転んだのなら車のせいとは見難い」と答えた。
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