◇米国NASAとドローン配送実証プロジェクト
パブロ航空は米国でも多様な実証を推進している。昨年、アリゾナ州に支社を設立して以来、ニューヨーク航空振興庁(NUAIR)と業務協約を結び、グリフィス国際空港で可視圏および非可視圏の実証を進めている。
最近では米国航空宇宙局(NASA)主管「都心飛行環境安定性改善プロジェクト」に公式遂行会社として選ばれ優れた技術力を認められた。来年7月までNASAラングレー研究センターでプロジェクトが進められる。
パブロ航空は独自開発したマルチコプター配送ドローンをプロジェクトに投入する。ドローンに風速センサーを装着し、データを収集する役割を担う。PAM Netを基にデータを集めて飛行航路の安全性を確保し、風速がバッテリーに及ぼす影響などを把握して飛行効率性を高める。
◇垂直離着陸機の独自開発…国内UAM商用化に先頭に立って
パブロ航空が独自開発したeVTOL(垂直着陸機)「ブルーバード」
独自開発したeVTOL(垂直着陸機)「ブルーバード」の拡張性も注目される。ブルーバードは最近、飛行試験で2キロの物品を積載した状態で飛行距離138.4km、飛行時間128.8分を記録したことがある。最終テストが終われば、米国内の医薬品配送などに投入される見通しだ。
このほかにも、パブロ航空は国土交通省主管実証プロジェクトである韓国型都心航空交通グランドチャレンジ(K-UAMGC)に参加し、UAM統合運航管制システムを構築している。LGユープラス、済州航空、GSカルテックス、カカオモビリティ、英国バーティカルエアロスペースとともにコンソーシアムを構成した。
「釜山の海洋環境を活用したUAM商用化および産業生態系造成」にも力を合わせた。釜山市、LGユープラス・LGサイエンスパーク・カカオモビリティ・GS建設・GSカルテックスなど13機関が参加中であり、2026年までにUAM初期商用化1路線以上を目標に多様な実証を推進する。
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