高級オフィステルや高級ビラなどプレミアム設備を備えた住居に続き、賃貸市場にもプレミアムブームが起きている。賃貸料が月数百万ウォンにもなるのに「値打ちがあるなら喜んで支払う」という人が増えている。
韓国の不動産「SK D&D」はプレミアム賃貸市場の先頭走者だ。「エピソード(Episode)」というブランドで現在まで約2000世帯を供給している。
「エピソード江南(カンナム)262」と「エピソード瑞草(ソチョ)393」は江南駅(地下鉄2号線)-良才(地下鉄3号線)駅間の駅チカの場所にあった。両物件は1車線道路を挟んで隣接している。
「エピソード」には寝室など個人空間が別にあり、キッチンやリビングなどを共有する新しい住居形態だ。一緒に生活するという意味で「コリビングハウス」と呼ばれる。エピソードは物件ごとに構造とコミュニティ施設などに違いがある。
入居者には、住居施設だけでなくさまざまなサービスが提供される。入居者は世帯ごとの物品購入サービスをはじめ共用空間利用予約、洗濯とルームクリーニングの申し込み、賃貸料、管理費納付、IoT(モノのインターネット)遠隔制御、コミュニティネットワーキングなど、エピソード入居者用の統合アプリが利用できる。
江南の物件は専有面積21.9~54.5平方メートルの計250室がある。一般型、複層型の2種類、2段ベッド型、コーナー設置型の5タイプから選択できる。江南の中心地という点を考慮しても賃貸料は高い方だ。江南と瑞草ともに賃貸料は月140万~400万ウォン台だ。居住期間と保証金によって差があるが、一般型で面積が一番狭い部屋の場合、6カ月未満の契約時に保証金600万ウォン、家賃162万ウォンだ。近くのオフィステルより20~25%ほど高い。
高い賃料にもかかわらず瑞草では空き部屋はない。空き室が出るやいなや待機していた人が入居する。江南では先月末に入居者を受け入れ始め、現在まで60%が入居した。最も高い400万ウォン台の16室は早くも満室になった。400万ウォンの家賃を払おうとしても入居できず、待機している人たちもいる。
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