2025 年 2月 2日 (日)
ホーム社会カンボジアでロマンス詐欺に加担、28億ウォンを騙し取った韓国20代に懲役4年

カンボジアでロマンス詐欺に加担、28億ウォンを騙し取った韓国20代に懲役4年

(c)NEWSIS

カンボジアを拠点とするロマンス詐欺グループの一員として多額の金銭を詐取した20代の男性が、韓国の釜山(プサン)地裁で実刑判決を受けた。

地裁は、犯罪組織加入および活動、特定経済犯罪加重処罰法の詐欺などの罪に問われた被告の男に懲役4年と追徴金581万ウォン(約64万円)を命じた。

検察によると、被告は2024年1月に知人の誘いでカンボジアに渡航。ロマンス詐欺グループに加わり、同年6月までコールセンターチームの一員として活動した。主に中国語のメッセージを韓国語に翻訳する役割を担い、11人から合計28億1195万ウォン(約3億9300万円)をだまし取ったとされる。

この詐欺グループは外国人女性を装って被害者に接触し、暗号資産や金の先物取引、ショッピングモール事業への投資を提案。偽サイトへの登録を誘導し、資金を奪って逃走する手口で100億ウォン(約11億円)を超える収益をあげていたとみられる。

被告は「知人に合法的な仕事だと紹介されてカンボジアに行き、現地で犯罪行為だと知った。グループにパスポートを奪われ脅されたため、やらざるを得なかった」と釈明した。

しかし、地裁は「組織に自主的に加入し、5カ月間詐欺に関与していた事実は軽視できない。被害額が多額でありながら被害回復の努力も見られない」と指摘した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular