韓国ネット大手のカカオ子会社で配車サービスを手掛けるカカオモビリティーが、現代(ヒュンダイ)自動車とともに、ソウル・江南(カンナム)地域で自動運転モデルサービスを開始する。自動運転車が上下14車線の永東(ヨンドン)大路を含む江南一帯を、決められた経路ではなく本物のタクシーのように動く。
カカオモビリティは、カカオTプラットフォームを活用して、現代自動車が独自開発したアイオニック5(IONIQ5)「ロボライド(Robo Ride)」を利用できる都心自動運転モビリティモデルサービスを開始する。両社は9月に「自動運転モビリティサービス実証協力および商用化のための業務協約(MOU)」を締結している。
モデルサービスはカカオモビリティと現代自動車の役員・職員、関係会社を対象に提供され、車両呼び出しは別途のアプリ設置や加入なしに、これまでのカカオTアプリを通じて利用できる。本物のタクシーのように希望する時に車を呼び出せるオンデマンド(On-demand)方式だ。
モデルサービスに投入されたロボライド車両は計2台で、レベル4水準の自動運転技術が適用され、▽交通信号連動▽歩行者・バイクなどの障害物感知及び回避などの機能――が搭載されている。カカオモビリティは呼び出し・配車・ルーティング(経路指定・伝達)・サービス政策樹立・顧客経験管理などサービス運営全般を遂行し、自動運転旅客運送サービスプラットフォームを構築する。
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