2024 年 12月 26日 (木)
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カカオ、7月からオンラインで働く「メタバース勤務」導入へ

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韓国ネット大手のカカオがこのほど、「メタバース勤務制」を7月から施行すると明らかにした。

「メタバース勤務制」は、勤務場所に関係なく仮想空間で常に同僚と連結され、オンラインで仕事をする勤務方式。テキスト、音声、映像などで同僚と仕事ができる。役職員が選んだ場所で自由に勤務する一方で、音声チャンネルにリアルタイムで連結して意思疎通を図るという点が従来の遠隔勤務から変わった点だ。

カカオは2020年2月から遠隔勤務を施行しており、共同体アライメントセンター(CAC)の元で「共同体業務方式2.0TF」を新設、現在の遠隔勤務から一歩進んだカカオ共同体独自の業務方式の構築に力を注いできた。

今回の勤務制導入は「どこで仕事をするか」より「どのようにするか」が重要だという判断に基づく。

カカオは役職員がメタバース勤務環境で効率的に共同作業ができるよう「グラウンドルール」を整え、メタバース勤務制が定着するまで試験的に運用する。その期間中にオンライン上では解決しにくい部分を補完できる方法を模索し、役職員の意見を聞きながら勤務制の改善を続けていく。

カカオグループでは、カカオやカカオゲームズ、カカオモビリティ、カカオバンクなどでメタバース勤務制を導入する。適用時期と方式は、各社の状況とコンプライアンス順守のため個別運用になる可能性もある。

カカオグループはメタバース勤務制を定着させ、コミュニケーションの「水平化」を図る。

ナムグン・フン代表は「この2年間、遠隔勤務を経験した結果、業務には物理的空間より『連結』が重要だと結論づけた。連結を中心としたメタバース勤務制が役職員の効率的な業務を助け、カカオ共同体を貫く一つの文化として位置づけられるよう支援する」と話している。

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