カカオの海外売上高の割合が昨年、初めて2桁を突破した。「国民的メッセンジャー」であるカカオトークを中心に急激な成長を遂げたカカオは、売上が国内に集中していることが問題点として挙げられてきた。日本市場で漫画・小説アプリ「ピッコマ」の成功で自信をつけたカカオは、「内需企業」というレッテルから脱し、「ビヨンドコリア」の歩みが加速されるものと予想される。
カカオの昨年の海外売上額は6324億ウォンと集計された。同期間、カカオの売上高(6兆1367億ウォン)の10.3%に当たる数値だ。地域別では、日本が4602億ウォンで最も多く、アジア(885億ウォン)、欧州(388億ウォン)、北米(326億ウォン)、中国(121億ウォン)の順だ。
カカオはこれまで、海外売上高の規模について具体的に言及したことがない。カカオのヨ・ミンス代表は昨年5月、1~3月期の業績発表の電話会議で「今年は海外売上の割合が全体売上の2桁以上を占める元年になる」と述べた。カカオの売上のうち海外事業の売上割合が1桁にとどまっていたことを示唆したものだ。
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