
韓国にあるのはオリーブヤング(Olive Young)だけではない――。近年、訪韓外国人の間でKビューティ(韓国コスメ)の人気が一段と高まる中、ソウル・北村(プクチョン)や三清洞(サムチョンドン)などの観光地を中心に、新たなオフライン専門店が次々と誕生している。
国内初の化粧品アウトレットやドクターズコスメ(皮膚科学に基づいた製品)専門ショップなど、業態も多様化。大手流通企業に加え、新興企業も次なる“Kビューティの聖地”を目指して参入を加速している。
2025年末には、セレクト型Kビューティ専門店「Pick No.3」1号店が三清洞にオープン。話題の「朝鮮美女」や「ラウンドラボ」「スキンエンジェル」など約200ブランドを取り扱う。
この店舗は「朝鮮美女」の初期プロデューサーであるキム・ガンイル氏が率いる化粧品流通企業「オールグレイス」によるもので、2026年には漢南洞(ハンナムドン)や釜山・西面(ソミョン)、大邱、ロッテプレミアムアウトレット東釜山店、晋州などへの展開を予定している。
また、韓国の人気化粧品「KAHI」を展開する「コリアテック」のビューティプラットフォーム「YLESS」も注目されている。北村の旗艦店を手始めに、望遠市場(マンウォン)や広蔵市場(クァンジャン)など、外国人観光客に人気のスポットへ店舗網を広げている。
韓国初の都市型ビューティアウトレットを標榜する「Off Beauty」は、2025年後半に広蔵市場に1号店を出店後、年末までに全国34店舗まで急拡大した。さらに、ドクターズコスメに特化した「弘益薬局」も、外国人観光客に“韓国コスメの買い物スポット”として注目され始めている。
韓国観光データラボによると、2018年~2025年9月までの外国人のクレジットカード決済データを分析した結果、美容・健康関連製品の消費は年平均19.1%増加。特に2025年は前年比40.4%増と大幅な伸びを示した。
業界関係者は「Kビューティ人気の高まりと共に、新興ブランドが急増し、それを専門的に紹介する流通業者の存在感も増している。産業全体の成長構造に支えられ、今後も多様なタイプのオフライン店舗が登場するだろう」との見方を示した。
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