2024 年 5月 19日 (日)
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ウォン相場ショック、外貨準備高94億ドル減少…金融危機後最大

4日午後、ソウル・汝矣島のKB国民銀行ディーリングルーム電光板©NEWSIS

韓国の外貨準備高が先月、1カ月で94億ドル以上急減した。2008年のグローバル金融危機以来、最大の減少だ。先月、ウォン・ドル為替レートが1300ウォン台を行き来したため、外国為替当局が防御に乗り出した結果と市場は見ている。

韓国銀行が5日発表した「2022年6月末の外貨準備高」によると、先月末の韓国の外貨準備高は4382億8000万ドルで、前月末(4477億1000万ドル)より94億3000万ドル減少した。2008年11月の117億5000万ドル以来、13年6カ月ぶりの最大の減少幅だ。

外貨準備高は2月の4617億6629万ドル以来、減少傾向だ。3月(-39億6000万ドル)▽4月(-85億1000万ドル)▽5月(-15億9000万ドル)▽6月(-94億3000万ドル)――など、4カ月間で234億9000万ドル減少した。短期間でこれほど大幅に減ったのは異例のことだ。2008年11月の金融危機当時は、4月から8カ月連続減少し、637億3971万ドルが蒸発した。

外貨準備高が減ったのは、為替当局がウォン安ドル高からの防御のため、ドル売り介入などを断行したためと市場は分析している。為替レートは基本的に市場で決定されるが、急騰や急落など一定方向に過度な偏りが発生すれば、外国為替当局が市場安定措置を取る。最近のようにドルの価値が急騰し、ウォンの価値が相対的に下落する際には、ドルを市場に供給して防御に乗り出す方法だ。反対の場合はドルを買い入れる。

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