2026 年 2月 5日 (木)
ホーム経済流通ウォン安とコーヒー豆価格に苦味…胃が痛む韓国のカフェ店主たち

ウォン安とコーヒー豆価格に苦味…胃が痛む韓国のカフェ店主たち

ソウルのあるカフェ(c)MONEYTODAY

韓国で1ドル=1400ウォン台のウォン安が長期化する中、個人経営のカフェを営む自営業者の苦境が深まっている。コーヒー豆の輸入価格が大幅に上昇し、原価負担をそのまま背負わざるを得ないためだ。低価格のフランチャイズカフェが人気を集める中、コーヒー価格の引き上げも容易ではない。

韓国農水産食品流通公社(aT)によると、昨年のコーヒー輸入額は18億6100万ドルと過去最高を記録した。輸入量は減少したにもかかわらず、国際コーヒー価格が急騰したためだ。

国内で主に消費されるアラビカ豆の昨年の国際原料価格は、1トン当たり8116ドルで、前年(5157ドル)比57%上昇した。主要生産国であるブラジルやベトナムでの異常気象により、収穫量が急減したことが背景にある。

これにウォン安が重なり、国内のコーヒー価格はさらに押し上げられた。韓国銀行の経済統計システムによると、昨年12月のドル建てコーヒー輸入物価指数は307.12(2020年=100)だったが、ウォン建てでは379.71に達した。

特にウォン安が進んだ昨年10月は、ドル建てのコーヒー輸入物価指数が前月(304.81)から304.74へとわずかに下落した一方、同期間のウォン建て指数は359.81から367.89へと上昇した。

ソウル市鍾路区大学路でカフェを営む50代の店主は「13年間、同じロースター業者と契約を続けてきた縁のおかげで、まだ価格は上げていないが、最近の為替上昇で近いうちに豆の値上げは避けられないだろう」と話す。

生豆を仕入れて自家焙煎する「ロースタリーカフェ」は、ウォン安の影響をより直接的に受ける。大学路で9年間ロースタリーカフェを運営するチェ・ジェヨンさんは「生豆価格はコーヒー輸入物価指数に直結する。最近の為替上昇で生豆が大きく値上がりし、経営が厳しくなった」と語る。

チェさんは9年間でコーヒー価格を上げたのはわずか2回だけだ。「値上げは消費者が納得できなければならない。だから原材料価格の上昇分は、多くのカフェが自ら吸収するしかない」と述べた。

特に零細な個人カフェは、コーヒー輸入物価の変動の影響を強く受ける。仁荷大学消費者学科のイ・ウンヒ教授は「大量供給契約を結んでいる大手フランチャイズは価格変動の影響が小さいが、零細なカフェ経営者は供給業者との交渉力が弱い」と説明する。

(c)MONEYTODAY

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