韓国の保守系最大野党「国民の力」のイ・ジュンソク(李俊錫)代表は19日、革新系ハンギョレ新聞のホ・ジェヒョン元記者を、情報通信網利用促進・情報保護などに関する法律違反の疑いで、瑞草(ソチョ)警察に告訴したと明らかにした。
イ代表は、ホ元記者がフェイスブック上で、与党「共に民主党」の大統領候補のイ・ジェミョン(李在明)氏の息子の性売買疑惑をかばう趣旨の書き込みをし、イ代表に対する虚偽情報を広めたと主張している。
ホ氏は今月17日、フェイスブックの書き込みで、自身がよく行くマッサージ店に、かつてイ代表も出入りしていたことを明らかにした。さらに、ここでは性売買も横行し、これにイ代表もかかわったのではないかと指摘した。
これに対し、「国民の力」側は「該当店は女性や芸能人が公に訪れる場所であり、不法な売春店でないことは公然の事実だ。イ・ジェミョン候補の息子が訪問したとされる店とはレベルが違う」と反発。「ホ氏の文章が短時間で急速に広がったため、イ・ジュンソク代表の名誉が傷つけられたのはもちろん、これに対して釈明を求められるという事態に直面しており、国民の力の大統領選キャンペーンも少なからぬ打撃を受けた」と説明した。
イ・ジュンソク代表は今月17日、フェイスブック上に「ここ(自身が通ったマッサージ店)はジェシーさん、チョン・ヒョンムさん、チョ・セホさんら芸能人が堂々と入ってサインまでする店。この店を売春宿であるかのように伝えたホ元記者は私の名誉も毀損した。私がこの店の社長なら、ただではおかないだろう」と記している。
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