「犬ですか? 1日に90匹は来ます」
21日午前10時ごろ、ソウル城東区の黄鶴橋下の散歩道。ソウル施設公団清渓川(チョンゲチョン)管理所職員のパクさんは、忙しそうにあちこち見回りながらこのように話した。
清渓川の上流から下流まで約2km区間が彼が管理する区域だ。道端に捨てられたゴミから水の中に落ちたビニール袋まで全て彼の手を経る。
最近、パクさんに新たな任務が与えられた。散歩に出てきたペットが何匹なのか、排便管理はきちんとできているのか、猛犬は口輪をつけたのか、首輪は着用したのか――などを細かくチェックすることだ。
ソウル市が先月から清渓川の一部区間にペットの出入りを許可したためだ。
3週間以上ペットを管理し、見覚えのあるペットも多くなった。パクさんは「同じように見えても犬たちもそれぞれ特徴がある。ペット犬が登場し、ここの雰囲気も変わった」と話している。
12月30日まで黄鶴橋下流から城東区中浪川合流部まで約4.1km区間にペット犬の出入りが可能になった。これまで清渓川はソウル市条例によってペットの出入りが禁止されていた。
散歩する人は多いが、歩道の幅が狭く、安全事故が起きる可能性があるからだ。住民の間から「なぜペットが入れないのか」という苦情が相次いだ。
清渓川にペットが登場し、周辺の風景も変わった。
飼い主らは別の道に迂回して帰る必要がなくなった。人々の片手には首輪と処理袋があった。普段、アスファルトの上を散歩していた犬たちは、清渓川の草と土の匂いを嗅ぎながら歩き回った。
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