
韓国製アイスクリームの海外輸出が初の1億ドル突破という快挙を達成し、「K-フード」新成長エンジンとして注目を集めているが、国内冷菓大手各社の業績は芳しくない。売り上げは伸びているものの、収益性の悪化が続いている。
韓国農林畜産食品省によると、2025年のアイスクリーム輸出額は前年比大幅増となる1億ドルを突破。最大輸出国である米国向けは20.5%増の3560万ドルに達し、日本は前年比309.5%増の740万ドルと爆発的な成長を見せた。
このほか、カナダ(910万ドル・24.5%増)、中央アジア(920万ドル・32%増)、中国(690万ドル・10.3%増)、中東(380万ドル・32.9%増)、欧州(280万ドル・57.0%増)など、全地域で二桁成長を記録している。
健康志向の高まりを受けて、ビーガンや低脂肪、無糖タイプの製品が人気を集めたことが追い風になった。
こうした華々しい輸出実績にもかかわらず、韓国の主要冷菓企業の収益性は悪化している。
証券業界のコンセンサスによると、ロッテウェルフードの2025年売上高は4兆2200億ウォンで前年比4.4%増が見込まれる一方、営業利益は1415億ウォンで10%減少の見通し。
ビンググレも、売り上げは1兆4959億ウォン(2.2%増)と予測されるが、営業利益は前年比24.4%減の992億ウォンにとどまるとされる。
業界関係者によると、原材料価格の高騰が利益を圧迫しているという。冷菓製造には、油脂類やカカオなどの比重が高く、原価率が元々高い。加えて冷凍製品のため、物流費の上昇にも敏感だ。
関係者は「海外市場では販売が堅調で明るい側面もある」としながらも、「昨年の夏は予想ほど暑くならず、加えて原材料費や関税などの外部要因も大きく、収益面では厳しい年だった」と語った。
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