韓国のイ・ミョンバク(李明博)元大統領に対する特別赦免(恩赦)について、ムン・ジェイン(文在寅)政権は、抗日独立運動「三・一運動」から103周年となる3月1日での実施を見送る方針とみられる。
3月9日の大統領選挙まで残り少ない時点での赦免権行使は、政治的波紋を呼びかねないという点が考慮されたようだ。
一方で、新大統領が決まったあと、ムン大統領が「国民統合」を名目に、任期終了(5月9日)前に赦免権を行使するという観測が出ている。歴代大統領も選挙後、任期満了前に最後の赦免権を行使してきた経緯があるためだ。
大統領府(青瓦台)関係者は26日、news1に対し「現時点で赦免に対しては何も聞いていない」と述べている。また別の大統領府関係者も「青瓦台内部に特別に普段と違う雰囲気はない」と指摘しており、「三・一」節での赦免断行の可能性は低いと予想される。
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