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韓国で食事中にけいれんを起こした客を応急処置で救命した警察官たちの活躍が話題になっている。15日、大邱(テグ)警察庁が明らかにした。
それによると、昨年11月2日、警察官3人が昼食を取るため市内の食堂に入り、席に着いた。その時、警察官たちは向かいのテーブルに座っていた2人の客に異変を感じた。
突然、「どうした? 何があったんだ! どうした?」という叫び声が聞こえたかと思うと、食事中だった客の1人がけいれんを起こしていた。警察官たちは一斉に席を立ち、その客の元に駆け寄った。
けいれんはますますひどくなり、呼吸するのも難しそうだ。警察官らは周囲の椅子を移動させ、客を床に寝かせた。そして床に膝をつき、口の中に残っていた食べ物を取り除き、けいれんでけがをしないよう頭を支えながら声をかけ続けた。
また、この客の連れに「病歴があるのか」と持病の有無を確認。少しでも楽になるよう腰のベルトを外す配慮も見せた。
5分後に到着した救急隊員が客の状態を確認し、病院に搬送。幸いにも、無事に意識を取り戻したという。
SNSやネット上では警察官の迅速な対応に称賛の声が相次いでいる。
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