韓国全羅北道(チョルラプクト)淳昌(スンチャン)の畜産協同組合で働く40代職員が、組合長の60代女性から暴行を受けたとして警察に告訴状を提出した。全羅北道警察庁などによると、警察は受理して捜査に乗り出した。
告訴状によると、職員が9月13日、地元の食堂で夕食を取っていたところ、酒に酔った組合長から靴で殴られ「辞表を書きなさい」と暴言を吐かれたという。
韓国JTBCが公開した監視カメラ映像には、組合長が突然靴を脱いで職員を殴る様子が収められていた。組合長は止めに入った職員も殴り、肩で押すなどした。さらに追い詰めた職員たちを順に殴りつけ、「辞表を書かなければただではおかない。辞表を書いて」と迫った。暴言は1時間以上続いた。
組合長は組合が経営する食堂の点検がうまくいかなかったことに腹を立てていたらしい。告訴した職員は「2004年に入社し、これまでやってきたことが一瞬にして壊された。ひどく侮辱された感がある」と話した。
組合長は「酒に酔っていて思い出せない」と言い、謝罪をしようとしたものの会えなかったと釈明した。
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