かつて「ウェディングの1番地」と称された梨花女子大学のウェディング通り(ソウル市麻浦区)がさびれ、淸潭洞(同市江南区)のウェディング街に新婚夫婦が押し寄せる対照的な姿を見せている。8日、ソウル市麻浦区の梨大ウェディング通りにあるウェディングドレス店を訪れたが、かつて賑わっていた街並みは閑散とし、訪れる客もまばらだった。
1990年代には、新婚夫婦の必須コースとされたこのエリアだが、現在はドレス店もわずか9店にまで減少し、ウェディング関連の店舗は28店舗に留まる。多くの店では、ウェディングドレスだけでなく、パーティードレスや演奏会用の衣装も取り扱い始め、客の減少に対応している状況だ。
一方、淸潭ウェディング街では予約が殺到している。ここでドレスを予約した新婦によると、シーズン中の予約には1年以上の待ち時間がかかることも珍しくなく、週末は1年先までほぼ埋まっているとのことだ。また、ウェディング用のオーダースーツを手掛ける店も予約で満杯となり、週末の枠はすでに埋まっている。
結婚件数が増えているものの、それがウェディング業界の景気回復に直結するかは不透明な点もあり、業界関係者は「結婚件数の増加だけでは業界全体が活気を取り戻すには不十分」と述べている。
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