ソウル市内で2019~21年、イノシシ出没事件が1758件発生していたことが、市消防災難本部の集計でわかった。
年別の内訳は2019年が740件、2020年が576件、2021年が442件で、減少傾向にある。出没場所は、生息地近隣の山地が881件で 半数以上を占めたが、一部には山地と隣接したアパートや住宅街、公園などに出没する例もあった。
月別では、10月が265件で最も多く、11月が224件で続いた。繁殖期が始まる10月から、冬に入る12月まで間、雄の活動が増え、都心まで現れるようだ。
実際、10月18日午前、西大門区弘済洞のあるジムにイノシシが出没し、利用客が避難する騒動が起きた。
イノシシに出くわした場合、大声を出したり威嚇したりして興奮させてはならない。背中を見せて逃げるのも避けるべきで、消防災難本部は「周辺の木や岩などを探して隠れてほしい」と呼びかけている。
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