自動車運転中の軽微な事故に遭っただけで、若いカップルが病院費や示談金として1700万ウォン(約186万円)あまりを受け取っていた――こんな話が議論を呼んでいる。
最近、ハン・ムンチョルテレビは、昨年12月6日にソウル市江南新沙洞(カンナムグ・シンサドン)の交差点で発生した事故映像を公開した。
映像を提供した運転手Aさんは、当時、交差点で左折信号に従い、左折しようとしていた。その時、信号が黄色に変わり、前方の車が急停止したため、Aさんの車が追突した。
事故は軽微で、前方の車の修理費は約23万ウォンだった。しかし、問題は車に乗っていた若いカップルの医療費だ。2人は韓方病院で入院し、通院治療も受け、示談金を含めて計約1700万ウォンの保険料を受け取っていた。
治療費は男女それぞれ565万ウォンと420万ウォンで、示談金はそれぞれ350万ウォンと380万ウォンだった。
あまりに高額のため不審に思ったAさんは、保険会社に対し、病院名と入院期間を尋ねたが、保険会社は「個人情報保護義務があり、知らせることはできない」と答えた。
この事故を巡り、ハン・ムンチョル弁護士はまず、Aさん側にまず「停止しなかった過失」があるとしながらも「これほど軽微な事故で、1700万ウォンの費用がかかるなんて、ギネスブック級だ」と指摘し、保険詐欺容疑での捜査の必要性に触れた。
さらに、保険会社側の責任にも言及し、「保険詐欺防止特別法によって告発もできる。見過ごしてはいけない」と語った。
(c)news1