飲食業界がカラーマーケティングに注目している。消費者の感覚、直観を刺激する色が主要なマーケティングの要素として登場したからだ。
特に飲食業界であまり使わなかった「黒」を前面に押し出す「逆発想カラーマーケティング」が消費者の注目を集めている。
食品業界によると、夏の代表的なデザートメニューのかき氷をオールブラックにしたり、ドーナツを真っ黒にしたりするなど、甘い物を黒にするというどんでん返しの「ブラックデザート」が消費者を攻略している。
ハリス(Hallys)は最近、かき氷にブラックカラーを入れて誕生した「ブラックモンスターチョコかき氷」を発売した。名前の通りチョコとダークチョコを利用して、一面黒にしたかき氷だ。まるで「チョコの怪物」を連想させるビジュアルが特徴だ。
冷たい氷の上にダークチョコベースとチョコクッキークランチ、ダークチョコボール、チョココーティングアイスクリームをのせた。バニラアイスクリームにもチョコシロップをたっぷりかけ、今夏の暑さをすべて吸収するオールブラックカラーかき氷を完成させた。
ダンキン(DUNKIN)は世界で一番黒い「ダンキン」を目指して、ブラックカラーのドーナツ新製品「ブラックドーナツ」2種を発売した。
ブラックカカオを練り込んだリングドーナツにブラックチョコレートコーティングを施した「ブラックホリック」と、チョコレートとホワイトチョコレート2種をいっぱいに満たしたドーナツの上にクッキーの粉を載せた「ブラックホリッククッキー&クリーム」2種だ。
氷菓類もブラックカラーになり、さらに濃く甘くなった。ロッテフードはコーンとトッピングが一層濃くなった「テジコーンブラック」を発売した。テジコーンは、テジバーをコーンアイスクリームの形にした製品だ。
テジコーンブラックは、ココアの粉末が入ったブラックコーン菓子にクッキーアンドクリームアイスクリームを入れて、チョコレートとブラックチップビスケットをトッピングした。従来のテジコーンよりダークチョコレートの含有量が高く、色と味ともに濃い。
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