韓国与党「国民の力」所属の国会議員らが、7日にユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領弾劾訴追案の採決をボイコットした際、ある議員が自身の子どもから「弾劾案に賛成してほしい」という趣旨のメッセージを受け取ったことがわかった。
ニュースピムの報道によると、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会本会議場にいたある議員は、子どもから長文のカカオトークメッセージを受け取ったという。
子どもはメッセージの中で「お父さん、どうか政治的に正しい判断をして。明日を過ぎれば全て終わりだ。今週末には必ず10票以上が離脱して弾劾案が可決される。賛成の意向を示している人が10人以上いる」と予測したうえ「今日が最後のチャンス」と伝えた。
さらに、この子どもは、国民の力所属の議員108人のうち8人以上が離脱すれば弾劾案が可決される状況において、14日の採決で10票以上が離脱すると見込んでおり、父親に対して「賛成票を投じるよう」間接的に促しているという。
これに対し、この議員は「お父さんが政治人生を終える時、最後の姿はお父さんに任せてくれないか」と返信し、「最近、そのことを悩んでいる。お父さんに少し時間をくれたらうれしい」と答えたという。
ユン大統領に対する2回目の弾劾訴追案は14日の採決の末、国会を通過している。
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