世界中の旅行予約プラットフォーム「Booking.com」が韓国人旅行客がそれぞれの好みに合うユニークな旅行先を探せるよう、10カ所の国内旅行先を選定した。都市や山岳休養地をはじめ、豊かな文化、歴史を誇る旅行地から海岸の村まで、国内旅行の予約トレンドを分析した。
「Booking.com」の旅行トレンドに関するアンケート調査によると、韓国人回答者の約3分の2(63%)は、新型コロナウイルス感染パンデミックにより、これまで旅行に行けなかったことの埋め合わせをする考えのもと「2022年にはより多くの旅行をしたい」と答えた。
2022年は、誰もが知っている有名な旅行先より、あまり知られていない秘境に行きたいという回答者が約半数(47%)に達した。
◇「内陸の海」がある忠清北道堤川
澄んだ風と明るい月を意味する「清風明月」のふるさと、忠清北道(チュンチョンプクド)堤川(チェチョン)は、その名の通り、美しい自然景観が特徴だ。韓国で唯一、海のない忠清北道にあるが、「内陸の海」と呼ばれる清風湖だけでなく、月岳山、小白山などの美しい山並みが目の前に広がるからだ。
特に最近、「KTX-イウム」が開通し、ソウル京畿圏から堤川までの交通の便がより良くなったのも堤川旅行のメリットだ。
堤川の美しい景色とともに異国的な情趣が感じられる宿所としては「クラブイーエス堤川リゾート(Club ES Resort)」がある。ヨーロッパ風の別荘型の宿で、清風湖をはじめとする自然景観が眺められるだけでなく、近くに浄芳寺があり、散策路に沿って歩きながら癒しのひと時を過ごすこともできる。
◇韓国屈指のレジャー旅行地…忠清北道丹陽
美しい小都市・丹陽は、パラグライダー、アルパインコースター、ジップワイヤーなど、さまざまなアウトドア・アクティビティが楽しめ、レジャー旅行地として脚光を浴びている。このほかにも古藪洞窟などの洞窟をはじめ、興味深い人工トンネルが見られる。神秘的な魅力を発信して、人気を集めている。
中でも韓国で初めて、光をテーマにトンネルを構成した「垂楊介(スヤンゲ)光のトンネル」は、夢幻的な雰囲気を醸し出しており、必見の名所だ。
◇人気ドラマが選んだ「忠清北道・清州」
清州は歴史と文化が調和した旅行地で、国立清州博物館、清州ランド、清州エデュピアなど子供のための多彩な楽しみの場が提供されており、家族連れにお勧めだ。
また清州には「製パン王キム・タック」「カインとアベル」「栄光の才人」などの人気ドラマが撮影された寿岩(スアム)谷がある。この村は懐かしい路地文化を誇っており、路地ごとに壁画を見ることができる。
清州で家族客にお勧めの宿には「ジェイワン(J-ONE)ホテル清州」がある。ここにはレストラン、フィットネスセンターなどさまざまな施設をはじめ、一部の客室には電子レンジなどを備えた簡易キッチンがあり、家族連れでも快適に過ごせる。
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