
真夜中におむつを着けたまま、一人で道路を横断していた幼い子どもが市民と警察の迅速な対応で保護され、母親のもとへ無事戻った。
韓国警察庁が3月31日、公式YouTubeチャンネルに「おむつ姿で警察に抱かれてきた赤ちゃん…何が起きたのか?」というタイトルの動画を投稿。それによると、3月25日未明、全羅南道麗水(チョルラナムド・ヨス)市の派出所に「パンツ姿の子どもが一人で道路を横断しているのを保護している」と通報が入った。
通報者は往復6車線の道路をおむつ姿で歩いていた幼児を保護。自ら派出所へ連れて行き、警察に引き渡した。寒さで震えていた幼児に対し、警察官たちは自らの勤務服や毛布をかけるなどして暖を取らせた。

その後、警察が迷子の通報を確認するなどしていると、保護者が派出所に駆けつけた。警察は親子を無事引き合わせた後、パトカーで自宅まで送り届けた。
母親は保護してくれた市民と警察に感謝し「危険な状況にある子どもを見かけたら、ためらわずに通報してください。小さな関心が大きな助けになります」と述べた。
警察は「保護者を迅速に特定し、子どもを無事に引き渡すことができた。通報し、子どもを保護してくれた市民に心から感謝する」とコメントした。
動画を見たネットユーザーからは「子どもの安全のために最善を尽くした警察に拍手」「無事にお母さんのところへ帰れてよかった」といった反応が相次いだ。
(c)NEWSIS