
母親が眠っているすきに家を抜け出した幼児が警察の迅速な対応で無事に家族のもとに戻された。
ソウル・冠岳(クァナク)警察署が22日に明らかにしたところでは、同署に「おむつしか着けていない幼児がスーパーに入ってきた」という通報があった。
駆け付けた警察官は、上着を着せて幼児を派出所へ連れて行った。まず虐待を疑い、その痕跡がないことを確認した。
そして指紋による照会や、監視カメラ映像の解析で、子どもの移動経路を特定。警察車両のマイクで「お子さんを保護しています」と呼びかけながら地域を巡回した。
このアナウンスを聞いた母親が派出所に駆けつけ、幼児と再会した。警察関係者によると、母親はその後、子どもの指紋を「指紋等事前登録制度」に登録したという。
これは、18歳未満の子どもや認知症患者、障害者が行方不明になった際に備え、指紋・写真・個人情報・保護者の連絡先などを登録しておく制度だ。
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