映画「ベイビー・ブローカー」のメディア試写会が5月31日、ソウル市龍山(ヨンサン)区のCGV龍山アイパークモールで開催され、是枝裕和監督をはじめ、俳優ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、IU(イ・ジウン)、イ・ジュヨンが出席した。
「ベイビー・ブローカー」は是枝裕和監督の初の韓国映画演出作で、ベビーボックスをめぐって関わっていくようになった人たちの予期せぬ旅を描いている。
この映画で第75回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞したソン・ガンホは「カンヌ映画祭は本当に賞が少なく、(受賞)確率がとても低い。『受賞した』という電話を受けるまで緊張する」と明らかにした。そのうえで「呼ばれた瞬間、嬉しいという感情より、夢なのか現実なのかと、少しだけ思った」と振り返った。
是枝監督は「私が演出した映画で俳優が賞を受賞するのは今回が2回目だ。私は自分の性格上、自分への賞賛には素直に喜べないが、俳優がほめられると、その喜びを思う存分味わうことになる。今回も本当にうれしかった」と話している。
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