韓国京畿道坡州市(キョンギド・パジュ)の臨津閣(イムジンガク)周辺に非武装地帯(DMZ)を生々しく体験できる体験館がオープンした。
「DMZ LIVE」は、非武装地帯を持続可能な観光資源として活用しようと韓国観光公社と坡州市が共同で設立した体験館だ。
南北境界地域に位置する3つの広域自治体と10の基礎自治体の共同観光ブランドである「DMZ平和観光」をテーマにしている。公社は昨年11月の試験開館後、現在まで2回の試験運営とモニタリングを経てコンテンツ補完作業を終え、8日から本格運営に入る。
体験館には非武装地帯や境界線地域の歴史、生態環境、象徴性、未来ビジョンなど、DMZの価値と魅力を生々しく感じられるよう仮想現実(VR)と拡張現実(AR)などの技法が活用された。
1階体験館には白頭(ペクトゥ)大幹(北朝鮮の白頭山から韓国の智異山まで朝鮮半島の南北に続く長い山脈)、白翎(ペンニョン)島などを仮想現実(VR)シミュレーターで旅行できる「ドローンライダー」▽DMZの四季を床と壁面に複合演出した「デジタル四季」▽直接色を塗った動物がスクリーンで動き反応する「生き生き動物園」▽「シャトルライダー」▽「DMZ248」▽「秘密の森」――など多様なコンテンツを体験することができる。
また、2階の映像館では24メートル「L」字型の大型スクリーンを通じて、実感映像で魅力満点のDMZの姿を鑑賞することができる。
©news1