
台湾で、酒に酔った韓国人男性が、現地大学生のTシャツに描かれた模様を日本の旭日旗と勘違いし、暴行を加える事件が起きた。
中国メディア「観察者網」によると、韓国人の31歳男性は9月18日午後6時ごろ、台北にある大学付近のバス停で、現地大学生の服装に因縁をつけた。
酒に酔っていた男性は、大学生のTシャツに描かれた赤い放射状デザインを旭日旗の文様と誤解し、襟首をつかんで平手打ちを2回加えた。大学生が「自分は台湾人で、この模様の意味も知らない」と説明したにもかかわらず、さらにもう一度頬を打ったという。
男性はこの際、「この模様は日本のナチスの象徴だ」と主張したとされる。
大学生はすぐに現場を離れて警察に通報。出動した警察は、泥酔して自制心を失った男性を現場で制圧した。男性が供述不能な状態だったため、家族を呼んで保護措置を取ったうえで一時釈放した。
その後の捜査で、韓国人男性は現地女性と結婚して台湾に居住していることが判明した。事件は傷害罪の疑いで立件され、台北地検に送致されている。
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