ソウル市鍾路区(チョンノグ)にあるリサイクルショップ「美しい店」に若い客たちが詰めかけている。この店は衣類や食器、おもちゃ、インテリア小物など寄付されたものを販売し、その収益を困窮している人たちの救済に充てているのだ。
1月30日に記者が訪ねると、売り場は寄付しようとする人と、良い物を買いたい客でごった返していた。黒と白のニット2着を寄付するために来たモデルのチョ・ヘウンさん(26)は「2週間に一度は来る。ここでは価格と環境の二兎を得ることができる」と話した。
最近の若い世代は価値を志向する消費を重視し、リサイクリングにも関心を持っている。MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)は他の世代より「寄付商品購買」「ビーガン動物保護」などを経験した比率が高いというデータもある。
特にリサイクルに関心を持つのは低価格で意味のある消費ができるからだ。「美しい店」はTシャツが基本5000ウォン(1ウォン=約0.11円)から1万5000ウォン程度。多くのヴィンテージショップの半額以下であり、寄付領収書を受け取れば税額の控除も受けられる。
2年前からこの店を利用している会社員(27)は「最近は安いブランドが簡単に買えるようになった結果、必要ない服を買う場合が増えた。そんな服がゴミになるのを見て合理的に買おうと誓った」と述べた。
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