ソウルの江北(カンブク)圏に、グローバルブランド本社とフラッグシップストアが集まっている。漢南洞(ハンナムドン)、聖水洞(ソンスドン)など江北圏が「MZ世代ホットプレイス」として浮上してからだ。江南(カンナム)で地位を固めたブランド品メーカーは、新しい消費層、新しいマーケティング空間を求めて江北に向かっている。
不動産業界関係者によると、「メゾンマルジエラ(Maison Margiela)」や「マルニ(Marni)」「ジルサンダー(Jil Sander)」などの高級ブランドを保有しているグローバルファッショングループ「OTBグループ」は最近、OTBコリアを設立した。同社は今年3月、光化門コンコーディオンに本社を移転した。
高級ファッションブランドのバレンティーノコリアは、2014年の韓国進出以来、清潭洞(チョンダムドン)に本社を置いたが、2020年に公平洞(コンピョンドン)セントロポリスに移転した。シャネルコリア、リッチモンドコリアも2010年代半ば、中区(チュング)に引っ越した。
消費者がブランドを体験できるように設けられたフラッグシップストアは漢南洞と聖水洞に相次いで入っている。これらの地域は数年前からトレンディなF&Bコンテンツで注目され、20~30代の流入が大きく増えた地域だ。
格別な消費を追求し、自分への投資に金を惜しまないMZ世代を誘致するためには、彼らが注目する地域で存在感を示す必要があるという説明だ。
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