2024 年 11月 25日 (月)
ホームエンターテインメント「K-POP」米証券市場に上場目前

「K-POP」米証券市場に上場目前

グラミー賞授賞式でパフォーマンスを披露するBTS(写真=AFP)©news1

韓国K-POPが米国証券市場への進出を目前に控えている。米ブルームバーグ通信は23日、米国の上場投資信託(ETF)運用会社が韓国エンターテインメント企業で構成した“K-POP ETF商品”の発売を準備し、「K-POPの影響力がETF世界に拡大している」と報じた。

報道によると、今回、米国で上場準備中の“K-POP ETF商品”は、韓国証券取引所に上場された韓国エンターテインメント企業の株価推移に追従するものだ。

米国のETF運用会社「ETC(Exchange Traded Concepts)」の初期投資説明書によると、取引銘柄が「K-POP」と定められたETFは、韓国の音楽・映画・ドラマ・芸能関連業者で構成される「CTインベストメント算定指数」に含まれた銘柄に純資産の最低80%を投資する。

CTインベストメントは、韓国のコンテンツ知的財産権(IP)企業「コンテンツテクノロジー(Contents Technologies)」が100%持分を所有している子会社。現在、約2900億の音源IP資産(AUM)を保有する韓国の最大音源IPマネジメント会社「ビヨンドミュージック(BEYOND MUSIC)」の姉妹企業。

CTインベストメント側は「今回のETFを発行する主体はCTインベストメントだ」と主張したうえ「ETCは今回のETF発売を支援しているプラットフォーム会社だ」と位置付けている。

ブルームバーグはK-POPについて「韓国の大衆音楽は2012年にPSY(サイ)の『江南スタイル』で世界中の注目を集めて以来、引き続きファン層を拡大している」「今年2月にはK-POPで最も人気のある男子アイドルグループの一つBTSが今年のグローバルレコーディングアーティストに選ばれた」などと説明している。

一方、ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ヘンリー・ジム氏はETCの「K-POP ETF」について「隙間市場を狙った商品」と評価した。一方で「『成長するK-POP産業』は妥当な投資要因といえるが、この商品の商業的な魅力を測定することは難しい」とも指摘し、「K-POP ETF」投資に慎重な立場を示した。

©MONEYTODAY

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