2024 年 12月 22日 (日)
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「K-人気」への“けん制球” [KWレポート] 「還暦」の韓国ラーメン (5)

中国・上海のカルフールの辛ラーメン売り場で、ラーメンを選ぶ消費者(c)news1

タイもK-ラーメンの成長を注視する国の一つだ。タイの年間ラーメン消費量は36億個で、世界9位のラーメン消費国だ。1人当たりの年間ラーメン消費量は52個にもなる。ベトナム(88)、韓国(73)、ネパール(55)に次いで4番目だ。

タイでは、現地企業である「タイ・プレジデント・フーズ」が市場を主導している。K-ラーメンのタイ輸出額は、2017年に1900万ドルを下回ったが、昨年は3000万ドルをはるかに上回った。

◇中国でも問題視

海外の他の国々のK-ラーメンに対するけん制は、検疫だけにとどまらない。

昨年、中国では三養食品のプルダックポックンミョンの賞味期限が、韓国内向け製品より2倍長い1年だと問題視された。中国のネットユーザーらは、韓国で賞味期限を過ぎた製品を中国に販売しているという疑惑を提起した。

三養食品は「国別の食品安全基準に合わせて鮮度を管理しており、誤解だ」と説明したが、受けた影響は相当なものだったという。

中国は世界でラーメン消費1位。香港を含め年間439億個を消費する。

三養食品品質安全センター長のユン・アリ氏は次のような見解を示す。

「安全に問題がないのに、さまざまな国で問題にされるのは、結局、K-ラーメンの人気に対するけん制だ。このけん制は今後、さらに強まるだろう。徹底した品質管理によって、これを克服していく」

(つづく)

(c)MONEYTODAY

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