チャン・ウォニョンが挿したかんざしは鳳凰が舞い上がる形でデザインされた銀素材の製品で、韓国の伝統工芸技術を受け継いできた国内ブランド製品と知られている。
ただ、この映像が公開された後、中国メディア「網易」に18日、「チャン・ウォニョンが中国文化を盗んだ」という内容の書き込みが掲載された。これを書いた人物は「鳳凰の文様が入ったかんざしは中国固有の様式」と主張している。
さらに「韓国による文化盗用はしばしばあるが、公人がこのように振る舞うことは理解し難い。中国の歴史と伝統文化を学ぶことは歓迎するが、盗用は絶対に許さない」と話した。
これを見た中国のネットユーザーは中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」を通じて「大勢の中国ファンが怖くないのか」「これ以上、K-POPを消費しないだろう」「かんざしは中国のもの」「韓国は文化盗用で有名ではないか」などの反応を示した。
◇鳳凰かんざし、韓国伝統装身具…最高の女性の象徴
だが、中国のネットユーザーの主張とは違って、鳳凰の形をしたかんざしは韓国伝統の装身具だ。
女性の髪を固定する装身具で、細長い形のかんざしは「チャム(簪)」という。▽龍チャム(龍の形のかんざし)▽鳳チャム(鳳凰の形のかんざし)▽トルチャム(コウモリ、花、蝶、鳥などをあしらったかんざし)――などがあり、華やかで精巧なのが特徴だ。
チャン・ウォニョンが挿したかんざしを製作したメーカーは「人間の数千種類の物の形状の中で最高の形状は『鳳凰』だ。昔から最高の女性たちの象徴と祈願を込めた鳳凰紋の装飾もこれと一脈通じている」と説明した。
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