
妻の虚偽通報によって家庭内暴力・児童虐待の加害者扱いされた男性が先月放送された韓国JTBCの番組「事件班長」で「離婚したい」と訴えた。
男性は6カ月間という短い交際期間を経て結婚した。妻が強く望んだからだ。だが、新婚旅行からの帰りの飛行機の中で「実は母の治療費のために約2000万ウォン(約212万円)の借金がある」と打ち明けられた。男性は「家族のために頑張っているのだろう」と信じて借金を肩代わりした。
だが、それはうそだった。男性が妻と実母の関係がうまくいっていないことに頭を痛め、義母に相談すると、妻が実家と絶縁状態にあることが分かった。借金はマルチ商法にのめり込んで、家族や知人から借りた金の穴埋めだったのだ。結婚資金も無心していたという。
一方、妻は男性や6歳の息子に暴力を振るうようになり、病院が児童虐待として通報。警察の取り調べを受けた妻は「夫が暴行した」と虚偽の証言をした。事態が深刻になると「実は自分が手を出した。うつ病が原因だ」と認めて処罰は免れた。しかし、その後も妻は感情を抑えられず、暴力や暴言を繰り返した。
男性は「怒りだすと妻は話しかけただけで『家庭内暴力だ』と叫んで警察を呼ぶ」と訴える。男性が息子を連れて1泊2日の旅行に出かけた際には「夫が子どもを誘拐した」と通報。息子が否定したのに男性に社会奉仕の命令が下された。
男性は離婚を決意し、証拠を集め始めたが、それがバレて暴行を受け、逆に「自分が殴られた」と虚偽通報された。妻は離婚を拒否しており、現在は刑事告訴の応酬が続いている。男性は「私には前科がある。親権問題で不利になるのではと不安だ」と苦しい胸の内を明かした。
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