
プログラミング言語ではなく人間の自然言語でコミュニケーションが可能な生成型AI(人工知能)が大衆化されている中で、「メタ認知」が重要な能力として浮上している。メタ認知とAIとは異なり、自分が知っていることと知らないことを正確に区別し、解決策を導き出すことができる能力だ。
韓国教育業界はメタ認知領域を育てることができる学習プログラムを提供している。本人が学んだ知識を自ら説明するコンテンツ、練習問題で間違った内容を繰り返し学習して理解を助けるコンテンツなどが保護者の間で好評を得ている。
学習アプリ「クレタクラス」は英語と数学を中心に体系的な段階別カリキュラムを提供する。まず「押しながら学ぶ」を通じて必要な概念を学び、続いて「挑戦してみてください」で実戦問題を解きながら学んだ概念を活用できる。授業が終わった後に提供されるオーダーメード型学習レポートで学習進行状況もリアルタイムで確認できる。
クレタクラスは特に「教えてください」段階で学習者のメタ認知向上を助ける。「挑戦してみてください」段階の後に続く「教えてください」では学習者が先に学んだ概念を頭の中から取り出し、自分だけの表現方式で説明できるようにする。この過程で子どもたちは、理解した概念と理解できなかった概念を明確に区分し認知することができる。
教育企業「ビサン教育」が発売したスマートパッド学習誌「オンリーワンキッズ」は学習システムと学習管理にメタ認知理論を応用したことが特徴だ。オンリーワンキッズのメタ認知学習システムプロセスは計3段階で構成されている。まず、すでに知っている概念と知らない概念を診断した後、知らない概念に対して選択的に集中して学習する。最後に、前の過程で勉強した内容を完璧に理解したかを確認し、学習を終える。
「タンビ教育」の「ウィンク学習」は学習の効率性と面白さを盛り込んだ段階別学習プロセスとして設計された。特に幼児英語科目では概念を身につけた後、ゲームで応用学習、スピーキングで復習まで続く体系的な学習プロセスを通じて自然に英語を繰り返し触れることで、母国語のように身につけられる環境を整える。その後、月刊学習誌で直接手で書きながら、学んだ内容を復習して、学習内容を完全に自分のものにできるようにする。
(c)NEWSIS