2025 年 3月 29日 (土)
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「AIと模擬面接が武器」…面接に萎縮していた韓国青年、就職に成功

自身の経験を語るチェ・ソンウォンさん(右)=富川市提供(c)news1

面接の場で萎縮してばかりいた韓国京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)の男性チェ・ソンウォンさん(28)が大手建設会社「湖畔(ホバン)建設」の最終面接に合格した。転機となったのは、富川市が運営する青年就職支援プラットフォーム「富川青年リーダーショップ」だった。

チェさんは昨年、このプラットフォーム主催の面接競技大会に参加し、「人間性と態度が備わった青年」として最優秀賞を受賞した。その後、計3回のマンツーマン・コンサルティングを受け、本格的な就職準備に入った。面接官の質問意図を踏まえた回答の訓練や模擬面接などを通じて実践力を養った。

大きな課題は突発的な質問への対応力だ。だが、担当コンサルタントの助言で回答の構造化を学び、自信を深めた。加えて、AIを用いた適性分析や職種別の面接戦略設計も大きな支えとなった。チェさんは「AIと模擬面接が私の就職成功の武器だった」と語っている。

チェさんは今月26日、「富川青年リーダーショップ」主催のメンタリング講座に講師として登壇。自身の経験を求職者に伝える。

このプラットフォームではスーツを無料でレンタルしており、2024年時点での利用者は1146人に達する。市はYouTubeやSNSなども活用し、情報発信を強化。チョ・ヨンイク市長は「一人の青年の変化が都市全体に希望をもたらす」と述べ、支援の継続を誓った。

(c)news1

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