4年で80kgの減量に成功した韓国の男性が、自身のダイエット方法を公開した。それは「低炭水化物・高脂質(ローカーボ・ハイファット=LCHF)」ダイエットだった。
あるオンラインコミュニティに5日、「LCHF食でダイエットに成功した」という男性の体験談が投稿された。
投稿によると、この男性は2021年にインターネットでLCHFダイエットを知り、興味を持った。すぐに食生活を見直し、その年に体重を150kgから120kgまで落とすことに成功した。
しかし、その後リバウンドを経験し、一時130kgまで体重が戻った。だが、再び気持ちを引き締め、ダイエットを再開。目標体重を68kgに設定し、LCHF食に加え、間欠的断食や1日1食(OMAD)を取り入れた。その結果、現在73kgまで減量したという。
公開された体重の推移グラフを見ると、120kg台と90kg台で停滞期があったものの、それ以外の時期は非常に速いペースで体重が減っていることが分かる。
男性はダイエット前後の写真を公開し、「今は皮膚のたるみがかなり目立つ。もともと小児肥満だったし、運動しながら数年かけて痩せてもたるみは避けられなかったと思う。目標体重まで運動を続けながら、手術も考えている」と語った。
また、「1日も欠かさず摂取した栄養素のバランスとカロリーを記録している」とし、「LCHF食では炭水化物摂取を1日20%以下に抑えた。間欠的断食を中心に据える際には、炭水化物摂取を50~60%にして、できるだけ空腹時間を長く保つようにした」と説明した。
炭水化物の摂取を抑え、脂肪の摂取を増やすLCHFダイエットは「ケトーシス(ketosis)」状態を目指す食事法だ。炭水化物由来のブドウ糖ではなく、脂肪由来のケトン体をエネルギー源とすることで、体脂肪を減らす仕組みだ。
主食となる炭水化物(米やパン)はLCHFダイエットには適さない。かわりに、飽和脂肪酸を多く含む肉類、バター、チーズなどがLCHF主食とされる。
ただ、極端な炭水化物制限は栄養の偏りを招く可能性がある。大韓肥満学会は「炭水化物の摂取を1日10%未満に制限する超低炭水化物食や、脂肪摂取がエネルギーの40%以上を占める高脂肪食は健康に悪影響を及ぼす可能性があり、推奨できない」と警告している。
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