韓国の主要コンビニ4社(GS25、CU、セブンイレブン、イーマート24)の弁当カテゴリーの売り上げが昨年、前年より20%以上増加したことがわかった。GS25が41.2%で最も高い伸び率を示し、セブンイレブン(35%)、イーマート24(28%)、CU(24.6%)の順だった。これを受けてコンビニ業者はコラボ商品やコスパ商品を相次いで出し、弁当を強化している。
需要を支えるのは、仕事の合間にコンビニで買った弁当を食べる「コンビニ弁当族」だ。忙しいサラリーマンは昼食を食べる時間も足りない場合が多いが、コンビニなら早く済ませることができ、価格も5000ウォン(約520円)に満たない。
コンビニ業者間の弁当競争の特徴は、量は増やし、価格は下げるという点だ。
GS25が2月15日に再発売した「ヘジャ印の 豚肉炒め弁当」が代表的だ。黒米ご飯に目玉焼き、炒めキムチ、かまぼこの炒めなどが入って価格は4500ウォン。GS25が支援するすべての割引を使えば2550ウォンでも購入できる。
CUは昨年10月「ビックリ価格」の丼シリーズ2種を発売し、「一食3000ウォン」という価格で学生と会社員の人気を集めた。
イーマート24は2月27日から「3900ウォンの6種のおかず弁当」の販売に乗り出し、最低価格競争では一歩リードしたかたちだ。
流通業界のある関係者は「最近物価引き上げの中でコスパの高い弁当が人気を集め、コンビニ弁当族も増加している。コンビニも彼らを攻略するために食材を大量製造・購買する方式で原価を下げている」と話した。
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