
姑による精神的虐待と夫の暴力に苦しむ韓国の40代女性が9日に放送されたJTBCの報道番組「事件班長」で、5歳の娘まで洗脳しようとする姑の悪行に言及し、離婚について相談した。
女性は夫、娘との3人で平穏に暮らしていた。ある日、遠方に住む姑から「マンションを譲るから、こちらへ帰っておいで」と提案され、家族で引っ越すことにした。夫は地元の知人の紹介で新しい仕事に就き、女性は専業主婦になった。
だが、実際引っ越してみると、マンションを譲るのは姑夫婦との同居が前提で、名義も姑のままだった。
同居が始まると、姑は孫の教育に口だしするようになり「他の子は英語も九九もできるのに」としかりつけたり、食事の仕方や寝る時間にまで干渉したりするようになった。時には体罰もあり、恐怖を植え付けた。
親族の集まりでも姑の暴言は続いた。女性が録音した音声には、姑と夫が、女性とその母をばかにする様子が記録されていた。これに抗議すると夫は暴力を振るった。警察は家庭内暴力として事件を受理した。
これに怒った姑は「子どもを置いて出て行け」と叫び、以後は面会も拒否している。女性はやむなく姑を児童虐待で通報した。
番組のソン・スホ弁護士は「離婚時の親権者の決定で最も重要なのは子どもの福祉。主に育児をしていた母親が親権を得る場合が多く、本件でもその可能性は非常に高い」と説明。また「父親の家庭内暴力は非常に大きな要因になる。親権に関してはあまり心配しなくてよい」とアドバイスした。
心理学者のパク・サンヒ教授は「子どもが非常に心配だ。虐待の被害者になってしまった。母親が親権を守れるように支援すべきではないか」とコメントした。
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