2024 年 10月 7日 (月)
ホーム経済流通「3000円で買ったワンピース、中古市場で3000円で販売成功」…韓国で「上がりすぎる」服の値段

「3000円で買ったワンピース、中古市場で3000円で販売成功」…韓国で「上がりすぎる」服の値段

(c)news1

「昨年3万ウォン(約3245円)で買ったワンピースを中古市場にその値段で出したんですが、すぐ売れますね」

ソウル首都圏所在の大学病院に勤務する30代看護師チョンさんの言葉だ。流行が過ぎたワンピース、あまり入らないカバン、買ってしまっておいたジーンズ……。これらをオンライン中古市場に出したという。

最近、服やカバンなどファッション製品の価格が急騰したことが背景にある。価格が上がったため、中古市場で服を求める人が増え、売り主は買った価格で物を売ることができるようになったわけだ。

今年に入って続く値上げの流れがファッションへと広がっている。エンデミックで対面での集まりが増え、新たな服や靴、カバンなどを購入しようとする人は増えているが、跳ね上がった値段を見て諦める人が少なくない。

統計庁が7日発表した支出目的別消費者物価指数によると、先月の衣類や靴物価指数は昨年同期より8.0%上昇した。これは1992年5月に8.3%を記録して以降、最も高い上昇率だ。その他にも飲食・宿泊は7.0%、商品・サービスは6.4%、家庭用品・家事サービスは6.0%上がった。

会社員のキムさん(30)は「昨年は通勤地下鉄でオンラインショッピングモールに接続し、1万~2万ウォン台のワンピースをよく購入した。1、2着買っても経済的に大きな打撃がなかった。しかし今年は物価が大幅に上がって4万ウォン、5万ウォン台を軽く超えるから、服を買うのがとても負担だ」と語った。

キムさんによると、今年は昨年より集まりも多くなり、外出することがたびたびあるため、服を買うことが多いそうだ。「そうでなくても生活費がたくさんかかって大変なのに、今年は物価が上がって衣類費だけで1カ月に20万ウォン以上かかる」とも訴えた。

こうした状況のなか、比較的価格が安い中古製品に目を向ける20~40代が多くなった。主婦のチャン・ジョンウォンさん(39)は衣類、生活必需品の大多数を中古マーケットで購入すると明かした。「新型コロナの流行が終わり外部活動をしなければならないことが多くなった。毎回子どもたちに新たな服を買って着せるのが負担で、中古マーケットで服を買っている」

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