2025 年 8月 18日 (月)
ホーム社会「3つの人格と生きる」解離性同一性障害と向き合う韓国男性の壮絶な半生

「3つの人格と生きる」解離性同一性障害と向き合う韓国男性の壮絶な半生

KBS joy提供(c)MONEYTODAY

幼少期に性的虐待を受けたことが原因で解離性同一性障害(DID)を抱えた韓国の40代男性の告白が話題となっている。現在、女性ホルモン治療を受けており、この冬には胸と顔の整形手術を予定しているという。

8月11日に放送されたKBS joyのトーク番組「何でも聞いてみて」には、フィットネストレーナー兼フィジーク選手のオ・ソンジンさん(40代)が出演した。ロングヘアのかつらとスカート姿で登場したオ・ソンジンさんは、自らを「F44.8を持ち、3つの人格がある」と紹介した。

具体的には、19年のキャリアを持つ男性トレーナーの人格「オ・ソンジン」、自撮りを好む30代女性で幼少期を担当する人格「カン・スン」、個人情報に敏感な人格「管理者」の3つだという。7年間の治療で互いの存在を認識できるようになり、社会環境に応じて人格が現れると説明した。

女性人格を受け入れる決断をした後、大学病院でホルモン治療を開始。現在は女性ホルモン注射を受けており、主要部位の手術はせず、胸と顔のみ整形する予定だという。

オ・ソンジンさんが障害を負ったきっかけは、5歳から小学校入学前まで続いた性的暴行だったという。「思春期前まで自分は女性だと思っていたが、その経験がトラウマとなり性同一性の混乱が生じた。軍隊の休暇中に自分の病気を認識した」と語った。

2008年には症状が表れる前に結婚し、双子の子どもをもうけた。MCのソ・ジャンフン氏は「家庭がある以上、手術による収入減の可能性も考え、慎重な判断が必要だ」と助言。オ・ソンジンさんは「子どもたちは私をパフォーマンスをしていると思っている。妻は治療の初期から支えてくれた」と感謝の言葉を述べた。

(c)MONEYTODAY

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