
韓国で1食1万ウォン(約1100円)と言われるほどランチが高騰する中、コンビニ業界で「半額」割引競争が過熱している。各社は「10年前の価格」に近い弁当やおにぎりなどを相次いで投入し、消費者に財布のひもを緩めてもらおうと躍起になっている。
セブンイレブンは11日まで「事前予約ホットディール」イベントを実施した。弁当商品「アン・ユソン名匠チキン南蛮定食」と「7菜弁当」をそれぞれ50%割引の2750ウォン(約310円)と2600ウォン(約290円)で販売している。まさに「10年前の価格」だ。
CUは料理研究家ペク・ジョンウォンとの提携10周年を記念し、簡便食40%割引イベントを実施している。弁当「スペシャル韓定食」「ピリ辛プルコギ定食」やパスタ類「ラグーチーズパスタ」「ミートボールパスタ」を各2940ウォン(約320円)で提供している。
イーマート24も超低価格商品を展開している。「1900ウォン(約210円)キムパプ」「3600ウォン(約400円)ビビンバ」に続き、「900ウォン(約100円)三角おにぎり」「2200ウォン(約250円)チーズバーガー」などを次々と発売している。
GS25は新学期需要を狙ったイベントを実施している。特定のオンライン決済でハンバーガーやサンドイッチを購入すると50%ペイバックなどのサービスに加え、提携カードによる決済で酒類の割引など特典を用意している。
業界関係者は「外食物価の高騰で、安価なコンビニの簡便食を選ぶ消費者が増えている。3000ウォン(約330円)以下でもしっかり食事ができる商品ラインアップに注力している」と話している。
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