韓国・済州航空機事故で取りざたされたボーイング737-800型機が、タイで2度の離陸失敗を経験し、乗客がパニックに陥る出来事が発生した。
米タブロイド紙ニューヨーク・ポストによると、タイの格安航空会社(LCC)「ノックエア」のDD176便(ボーイング737-800型)は12月30日、バンコクのドンムアン国際空港からナコンシータマラート空港に向かう予定だったが、2回の離陸失敗により乗客全員が飛行機から降ろされたという。
乗客の一人が機内での状況を撮影し、最初の離陸直後にエンジンが停止したことを認識したという。また、2回目の離陸時には異常なエンジン音が聞こえ、飛行機は離陸することなく速度を落とし、再び駐機場に戻ったという。
ノックエアは声明で「安全を最優先に考え、サービス提供前の徹底的に検査する必要があった」と説明し、乗客に謝罪した。
韓国・務安国際空港で12月29日に発生した済州航空事故では、済州航空のボーイング737-800型機が着陸に失敗し、空港外壁に衝突して爆発、179人が死亡する大惨事となった。
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