韓国では29日が旧正月。多くの人が25日から休みに入り、31日に有給休暇を取得することで最大9連休となる。連休が始まる中、日本行きの航空券がほぼ完売状態となっている。昨年から急増した日本旅行需要が引き続き高水準を維持しており、業界では円安が長期化することで今年の日本旅行者数がさらに記録を更新すると予測している。
航空業界によると、連休初日(25日)に仁川国際空港を出発し、3泊4日後に福岡や大阪から帰国する直行便の航空券はほとんどが売り切れた。特に東京行きの航空券は、60万ウォンから226万ウォンという幅広い価格帯で取引されている。
通常、東京行き航空券は20万~30万ウォン程度が相場だが、今年は価格が2倍以上に高騰している。それでも、キャンセル分や便数の増加によって価格がわずかに安定化したものの、依然として高額だ。
大韓航空の24~28日発の福岡行き便はすべて満席で、29日から2月1日発の便も連休最終日(2月2日)の到着便まで埋まっている。アシアナ航空や格安航空会社(LCC)の済州航空、ジンエアー、ティーウェイ航空など主要航空会社も同様に連休期間中の便が軒並み売り切れている。
日本行き旅行者数は昨年、2514万3112人で、2018年の2135万896人という過去最高記録を6年ぶりに上回った。今年も円安が続くことで、さらなる記録更新が期待されている。
(c)MONEYTODAY