2025 年 5月 25日 (日)
ホーム社会「15年間、母の食堂支え、介護も担った」末っ子…韓国・兄2人が要求する「遺産は均等」にモヤモヤ

「15年間、母の食堂支え、介護も担った」末っ子…韓国・兄2人が要求する「遺産は均等」にモヤモヤ

(c)news1

母親の遺産相続をめぐって兄たちに不満を持つ韓国の男性が15日に放送されたYTNラジオの番組「チョ・インソプ弁護士の相談所」でやるせなさを訴えた。

男性は、母親の経営する食堂を15年間支え、病気の際には介護もした。だが、母の死後、兄たちは「遺産を平等に分けよう」と主張している。

3人兄弟の末っ子である男性によると、両親は小さな食堂を営みながら子どもたちを育て、大学時代に父親が急逝したため全ての財産を母親が引き継いだ。

母親が一人で食堂を切り盛りするのが難しくなったことから、大学を卒業した男性は故郷に戻り、結婚してからは妻と食堂を経営。売り上げを伸ばして支店も出した。5年前、母が倒れた時は男性が一人で食堂を切り回し、妻が病院で24時間介護を担った。

兄たちは何もしてくれなかったが、母が死ぬと「遺産は等しく分けよう」と言い出した。妻は「私たちは親を世話し、店を守ってきたのだから多く受け取るべきだ」と主張している。

男性は「兄たちは私たち夫婦が母に依存して暮らしていたのではないかと思っている。とても残念だ。自分が兄たちより多く相続できる可能性はあるのか」と相談した。

これに対して、ウ・ジンソ弁護士は「長期間にわたって親を扶養し、親の財産を増やすことに実質的に貢献した場合、寄与分の請求が可能だ」と説明。「その店を単独で取得するのに相続人全員の同意が得られない場合、裁判所で寄与分や兄たちの特別受益を総合的に考慮して判断される可能性がある」と述べた。

ウ弁護士は「親を扶養した期間、生活費の負担状況、病院費用の支出実態など、具体的な証拠をしっかり準備しておくことが望ましい」とアドバイスした。

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