2024 年 12月 24日 (火)
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「119安心コール」導入14年…障害者の99%が使えない

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ソウル地域の集中豪雨で冠岳(クァナク)区の半地下住宅に居住していた発達障害者家族3人が死亡するなど、韓国で最近、各種災難・災害を避けられず命を失う障害者事例が増えている。

ソウル市冠岳区大学洞の多世帯住宅火災で昨年11月、高層で一人暮らしをしていた肢体障害者が救助を受けることができず死亡した。今年8月には恩平区駅村洞のビラ4階に居住していた視覚障害者は、下の階からの火事を避けられず死亡した。他の住民は全員避難していた。

韓国では2008年9月から、「119安心コール」が消防庁に導入されている。障害者や高齢者・独居老人ら、避難に脆弱な人々の情報をあらかじめ把握し、緊急状況が発生した時、救急隊員がそうした情報に基づき迅速に出動し、オーダーメード型での応急処置と病院移送を可能にするサービスだ。

news1の取材によると、「119安心コール」サービスを利用する障害者は6月末現在、1万5959人だ。地域別に見ると、ソウル地域が5680人で最も多く、京畿3328人、慶南1153人、済州1061人の順。世宗市が41人で最も少なかった。

韓国で登録されている障害者(264万5000人)の0.6%程度に過ぎない。

消防庁関係者はnews1の取材に「個人情報保護法上の限界がある。認証手続きが複雑で、障害者が多くが利用できていない。手軽に申請ができるようサービス改編を進める」と説明している。

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