
ソウルでの食堂を訪れた男性が、支払いに困っていた女性の食事代を代わりに支払ったというエピソードがオンラインコミュニティに掲載された。
9月16日にバスターミナル近くにある行きつけの食堂を訪れた投稿者の男性は、店内で女性が電話をしながら誰かに助けを求めている姿を目にした。
女性は「今、食堂にいるから食事代を振り込んでください」と大きな声で繰り返していたが、電話は相手につながっておらず、メッセージを送る方法も分からない様子だった。
食堂の店主は「もう20分以上あの状態だ」と説明。女性は「代金を払ってくれる人がいるので送金させる」と約束してキムチチゲとご飯を注文したが、連絡がつかないらしい。食事代は1万1000ウォン(約1170円)だった。
見かねた投稿者は財布から現金を出して店主に渡し、女性に「私が支払いますから、もう大丈夫ですよ」と伝えた。その後「事情は分からないが、わずかな金額で困り果てているのが気の毒に思えた。ちょっとした食事をごちそうしたと考えることにした」と振り返った。
この出来事に対し、ネット上では「必ず福が訪れる」「自分も今日誰かのために善行をしようと思った」といったコメントが寄せられた。
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