2025 年 10月 2日 (木)
ホーム社会「110円のチョコパイ」窃盗罪に問われた韓国の社員、控訴審でも無罪主張…「故意ではない」

「110円のチョコパイ」窃盗罪に問われた韓国の社員、控訴審でも無罪主張…「故意ではない」

写真は記事の内容とは関係ありません(c)news1

韓国全羅北道完州(チョルラブクド・ワンジュ)郡の物流会社でチョコパイなどの1050ウォン(約111円)分の菓子を食べたとして窃盗罪に問われた協力会社の社員(41)が、控訴審でも無罪を主張した。

被告は2024年1月18日午前4時ごろ、物流会社の事務所の冷蔵庫から450ウォン(約48円)のチョコパイなど計1050ウォン(約111円)分の菓子を勝手に食べたとして起訴された。

被告は略式命令を不服として正式裁判を請求し、「普段から冷蔵庫の菓子を食べてよいと言われていた。窃盗の意思はなかった」と無罪を訴えた。

しかし1審の裁判所は「事務所は協力会社社員の出入りが制限され、冷蔵庫を自由に利用できる環境ではなかった」と判断。被告は冷蔵庫内の菓子を自由に食べる権限がないことを知り得たと結論づけ、罰金5万ウォンを言い渡した。

全州(チョンジュ)地裁での控訴審初公判で、被告の弁護人は「故意に菓子を盗んだのではない」として無罪主張を維持。裁判長は「ここまで争う必要があるのか」と述べつつ「控訴審でも窃盗の成立を検討する」と述べた。

弁護人は「冷蔵庫は給水器の横の公開空間にあり、協力会社の社員も日常的に利用していた。勝手に食べてもよいと誤信するのは当然だ」と主張。「1審では証人が萎縮して当時の状況が十分に反映されなかった」として改めて証人申請した。

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